ドイツ(DDR)、マイヤーの トリオプラン 50mm F2.9、Exaktaマウントです。

Meyer-Optik(マイヤー/メイヤー)は、ドイツの戦前から続く老舗レンズメーカーです。後には、Zeiss Ikon等と共にVEB PENTACON(ペンタコン)となります。

トリオプランTrioiplanは、3群3枚からなるトリプレット(Triplet)構成のレンズで、バブルボケの出せるレンズとして近年大変な人気となっています。

Trioiplanシリーズは、1:2.8/105が前身のHugoMeyer時代の1936年から生産されています。Meyer-Optik Gorlitzになってからは現在最も人気のある1:2.8/100、標準レンズとして1:2.9/50、他にも1:4.5/120mm、中判用の75mmF3.5、大判用の260mmF4.5などもラインナップされていました。

Trioplan 1:2.9/50は、M42,Exakta,Altixなどのマウントのモデルが製造されました。

尚、最近復刻版(M42版他)が販売されていますが、直販価格が1299ユーロ(約16万円)と大変に高価です。

Meyer-Optik Gorlitz社Trioplan 1:2.9/50 公式ページ

https://www.meyer-optik-goerlitz.com/jp/trioplan-50-f2.9#

Trioplanは、バブルボケなどクラシックな描写を楽しむ特殊なレンズであり、単なるスペック等から考えると大変に高価です。また後継のDomiplanもレンズ構成は同じくtripletですがずっと相場は安くDomiplanでもある程度のバブルボケは出る様です。どうしてもこのレンズのボケを出したいという場合以外はお勧めできませんので、これらを十分ご理解の上ご検討下さい。

この個体は、Exaktaマウントで、194-55年の間の製造で、銘板にVコーティングを示す赤文字のVの刻印が入っています。

Meyer-Optik Gorlitz Trioplan 1:2.9/50  

Exaktaマウント

フルマニュアル絞り

絞り羽12枚

最短撮影距離 0.6m

フィルター径 35.5mm

ヘリコイドは全域で動きます。

滑らかで適切なトルクです。

絞りは正常です。

全域で滑らかに動きます。

光学系は、大きなキズ・カビは（チェックした範囲では）ありません。

若干のスレ、汚れ、チリ等があります。写真で確認して下さい。

・前玉のクリーニングマーク(多数の微細なにスレ)、白っぽい汚れ痕等が幾分目立ちます。写真で確認して下さい。

カラーバランスは正常です。

外観は、大きなキズ・アタリはありません。

少しスレ・キズ、汚れ、劣化等があります。写真で確認して下さい。

1.レンズ本体

2.フロントキャップ

3.リアキャップ

記載していないものは一切付きません。